自分に合う教会のえらび方
お金を要求されない? しつこく勧誘されない? 教会えらびで多くの人がつまずく不安に答えたうえで、安心できる教会を見分けるチェックポイントをまとめます。
教会えらびは、要するに相性さがしです。同じ地域にも雰囲気の違う教会がいくつもあって、どこが合うかは人によって変わります。
まずはこれだけ
- 金額を指定してお金を要求されることはありません
- しつこい勧誘もありません。行かなくなっても責められません
- 危ない団体を教えの違いで見分けるのは難しい。勧誘のときに正体を名乗るかどうかが現実的な目安
- 安全そうだと思ったら、あとは相性。2〜3か所行き比べるのが普通です
お金を要求されない?
一般的な教会では、金額を指定してお金を要求されることはありません。
礼拝の中に「献金」の時間はありますが、これは信じている人が自発的にささげるもので、金額は自由、入れなくても誰も何も言いません。教会の運営はメンバーの自発的な献金で成り立っていますが、それを訪問者に求めることはありません。
なお、教会に通うようになった信徒が、収入の一部を定期的にささげる習慣(十分の一献金・月定献金など)を持つ教派もあります。これは信じてメンバーになった人の話で、はじめて訪れた人に求められるものではありません。
もし訪問者の立場で金額を指定した支払いを求められて困ったら、その場で決めないでください。消費者ホットライン(電話番号188)など、宗教と利害関係のない公的な窓口に相談できます。
しつこく勧誘されない?
一般的な教会では、家まで押しかけたり、何度も電話したりというしつこい勧誘はありません。はじめて行くと連絡先カードの記入を案内されることがありますが、書くかどうかは自由です。書いた場合も「またどうぞ」という案内が届く程度が普通です。
行かなくなったからといって、責められたり引き止められたりすることもありません。「やめる自由」が完全にあるかどうかは、健全な教会のいちばん大事な条件です。
安心できる教会のチェックポイント
はじめて行った教会で、次の点を見てみてください。
- お金の話が透明か — 献金が自由で、会計が教会員に公開されているか
- 公式サイトに所属が書いてあるか — 教団・教区名が明記されている教会は、外部の組織的なチェックが働いています
- 「考える時間」をくれるか — 入信や奉仕を急かさず、本人のペースを尊重するか
- 家族や仕事を大事にさせてくれるか — 教会活動を優先するよう圧をかけてこないか
- 質問や疑いを歓迎するか — 疑問を口にしたときに、ちゃんと向き合ってくれるか
専門機関が挙げている注意サイン
キリスト教を名乗る団体の中には、歴史的なキリスト教会とは別の教えを持つものもあります。教えの中身で見分けるのは難しいので、日本脱カルト協会などの専門機関が挙げている行動面の特徴を知っておくほうが実用的です。
- 金額を指定した献金・物品購入を求められる
- 正体を明かさずに勧誘してくる(サークルやセミナーを装うなど)
- 「この団体だけが救われる」「離れると不幸になる」と言う
- 家族や友人との関係を絶つよう促す
- 脱会しようとすると強く引き止める・脅す
当てはまると感じて困ったときは、ひとりで抱えず、消費者ホットライン(188)や法テラスなど公的な窓口に相談してください。
このサイトに掲載しているのは、所属や公開情報を確認できた教会のみです。
相性で見るポイント
安全性が確認できたら、あとは相性です。むずかしく考えなくて大丈夫。「なんとなく居心地がいい」で選んでいいんです。2〜3か所行き比べると、自分の好みが見えてきます。
- 居心地 — 入ったときの空気が自分に合うか。理屈より、この直感がいちばんあてになります
- 賛美(音楽)の好み — オルガンと賛美歌の伝統的なスタイルか、バンド演奏の新しいワーシップソングか。正教会の、人の声だけの聖歌という選択肢もあります。音楽が合うかどうかは、通い続けられるかにかなり効きます
- 家から通いやすいか — 続けるなら30分圏内が現実的です
- 規模 — 大きい教会は気楽に紛れられる。小さい教会は覚えてもらいやすい
- 世代 — 自分と近い世代がいるか。子連れなら子ども向けプログラムの有無
- 言語 — 英語礼拝や多言語の教会もあります
迷ったら
まずは行きやすい場所で、雰囲気の違う教会を2つえらんで、1回ずつ行ってみてください。東京の教会一覧は教派とエリアでしぼりこめます。当日の流れは「はじめて教会に行く日の流れ」にまとめています。